MATHOM-HOUSE presented by いもたこ

気になったことを色々と。ジャンルも色々。

今週のお題「私の沼」

今週のお題「私の沼」

 

「沼」という言葉を簡単に使って良いのかわからないが、少なくとも今私が一番ハマっていると言えそうなのは大相撲である。無職になり暇が出来たのでぼんやり観ていたのだが、折しも稀勢の里関を中心とした大ブームに巻き込まれたという形である。

 

だがしかし、私は今だ生で大相撲を見たことがない。とにかくテケツが手に入らないのである。そういうわけで、本当に大相撲沼の住人と言っていいのかかなり謎だが、私なりに、大相撲の良さをいくつかご紹介していきたい。

 

1. ひとつの取組がかなり短い

最大の理由がこれかもしれない。例えば横綱の相撲だけ観たいのであれば17時半頃から30分ぐらいで済むし、コツをつかめば番付を見るだけでだいたいの取組時間がわかる。

 

2. ジャッジの公平性が高くストレスフリー

そもそも相撲のルールはそんなに難しくない。更に、かなり昔から物言いの際にビデオ判定が導入されているということもあり、誤審が起こりにくい(※起こらないとは言っていない)。そのため、ストレスフリーで観ることが出来る。

 

3. 放送枠が(原則として)確保されている

私が子供の頃はまだ野球中継で好きな番組がつぶれるということが多々あったが、特に最近では巨人戦でもCS放送になったりすることが増えたように思う。それに対して、大相撲は基本的にNHKが決まった時間に放送しているので、特別な契約を結ぶ必要がない。

但し幕下の取組はそもそも放送がなかったりするのでまた話は変わるのだが。

 

4. 意外と力士の情報が集めやすい=贔屓を作りやすい

国技とあってなんだかとっつきづらいイメージがある大相撲だが、意外と情報公開が進んでいる。例えば公式ページでは力士のプロフィールを公開しており、十両以上の力士については、例えば最近人気の宇良関の決まり手の35%が送り出し*1であるなど、かなり具体的なデータを示しており、また巡業レポートなどでは、土俵外の力士の意外な姿を見ることが出来たりもする*2

更に力士や部屋によってはブログやTwitterFacebookなどを開設している場合もあって、情報公開はかなり進んでいる。

またもうひとつ、大相撲の大きな特徴として、個々の力士の出身地がはっきり示されているという点が挙げられる。こういった要素から贔屓を見つけやすく、また贔屓を見つければ、大相撲はより一層面白くなるはずである。

 

5. 懸賞や化粧廻しが面白い

稀勢の里関が横綱に昇進した時、北斗の拳の化粧廻しが話題になったが、化粧廻しや懸賞も結構ユニークで面白い。例えば今場所大関昇進がかかる髙安関には、チャップリンの化粧廻しがある。そう、チャップリンである。

 

6. ひよの山がかわいい

相撲協会公式キャラクター「ハッキヨイ!せきトリくん」のひよの山がとてもかわいい。実は実物に会ったことがあるのだが、とてもとてもかわいい。

 

というわけで、やや邪道な観点から6点程挙げてみた。

むかし一度相撲を見ようとした頃は、相撲協会は丁度朝青龍関が引退し、野球賭博八百長問題で大揺れに揺れ、どん底の状態だった。それが今や、連日満員御礼で、当日券に並ぶ人が絶えない状態である。

まだ改善すべき点はいくつも残っているが、楽しみのひとつとして、大相撲というのも選択肢に入るのではないだろうか。

 

ちなみに私の贔屓は……いや、やめておこう。

*1:

www.sumo.or.jp

*2:たとえば平成29年春巡業の大相撲常陸大宮場所の「御嶽海、勢、玉鷲がジャンプ」という写真、力士が桜の木の下で3人息をぴったりに跳躍するという、何が何だかよく分からないがとにかくすごく楽しそうな感じが伝わってくる。